昔昔の昭和30年代、そして平成の初め頃(これでも相当古い)
二度ほど我が家の片隅にイチジクの木がありました。
果実は、自家栽培物よりも店頭物の方が大きく甘い場合が多い中で
イチジクは例外かもしれません。
なんて言うと、農家の方から叱られそうです。
でもこれは、品質もさることながら、ジャストタイミングで
完熟もぎたてが食べられることが大きいですね。
まずは、色具合。
濃い赤茶色で瑞々しそうならだいたいOK。
そして、そ~っとへこまぬように軽く触れて熟成度合いもチェック。
ただ、固めでも割れ目が出てきているものは多少早摘みになります。
私のベストは、茶色がかすかに紫がかり、表面にヒビが入りかけたころ。
美味いですよ!
お菓子では味わえない瑞々しい濃厚な甘さ。
ただ、これを過ぎると皺ができて瑞々しさがなくなってきます。
イチジクはいいですよ。
実を眺めて楽しみ、好きな時に摘み、食べられるのですから。
もっとも、1本の木に結構な数が生るので、だんだん飽きてくるのですが・・・
今なら、食べきれない分はジャムにしたり、スムージーにしたりするかしれません。
でも当時は、ただただ完熟勝負!でした。
硬いものを買ってきて家で熟成させるものとはやはり一味違う。
今でも、イチジクを食べるとあの頃の感覚を思い出すことがあります。
正にマイ スウィート メモリーです。
無花果は禁断の実!?まさか、リンゴでもあるまいし。
でも、あの甘さはいつ食べても優しいです。
『OJIトキ! 想い空のかなたへ』もそんな優しい味わいがあります。
大人が絵本を眺める感覚でお楽しみください。
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